2012年2月8日水曜日

東日本大震災被災地支援 - ノートプロジェクトの義捐金

2011年3月11日の東日本大震災からもうすぐ1年の時間が経とうとしています。被災地の復興、また被災された方々の生活を立て直すためには、継続的な支援が必要だと感じています。

本校でもこの1年の間に

- 被災地へ携帯ラジオをお送りする
- JRC部が中心となって校内での募金活動→その募金で集まった義捐金を4月のチャリティーコンサートを通じて日本赤十字社、福島県へお送りする
- 生徒たちが開発したノート1,000冊を、自衛隊の皆様のお力をお借りして被災地・宮城県石巻市の避難所へお届けする
- JRC部が昨年10月の学園祭にて被災地・福島県産の野菜や果物を販売→その売上全額および学園祭時の募金で集まったお金を11月に福島県立双葉高等学校へ寄付する

などの活動を行ってきました。これらを行っている間にも、生徒たちが企画・開発したノートの販売を続けて来ましたが、これからその販売収益を寄付していく予定です。

・・・ということで、本日お昼休みにノートプロジェクトの生徒たちに集まってもらいました。

「ノートを販売した収益を、東日本大震災で被災された方、特にみんなと同じくらいの若い世代の方々のために役立てたいという話は以前からしていたよね。実際に、どんな団体に寄付するかをみんなで考えて行きたいと思います。」

と伝えると、生徒たちは

「うーん。」

と唸っています。

「よく聞くのは日本赤十字。」

ある生徒はとっさに答えました。

「そうね、やはりみんな"赤十字だったら"って思うよね。実際、赤十字には去年の校内募金で集まった義捐金もお送りしたし。ただ、赤十字に義捐金を送るとき、そのお金を誰のために使ってもらうかというところまでは指定できないのです。」

と私。

「もちろん今日即答できなくて構わないので、どのような組織にこのお金をお送りして、被災地の方々のために使ってもらえるか、考えてみて下さい。」

とノートプロジェクトの生徒たちに話しました。




そんな中で、私からある団体について紹介もしました。その団体とは作曲家の三枝成彰先生と作家の林真理子さんが代表を務められている"一般社団法人 3.11 震災遺児孤児文化・スポーツ支援機構"です。この団体では、今回の震災で遺児・孤児となってしまった子供たちに一流の文化人(音楽家、ジャーナリスト、文化人等)やスポーツ選手などによるレッスンなどを受けてもらう機会を提供しようと取り組みを進めています。
(写真はその概要を説明したものです。)




この話をしたところ、生徒たちは、そのような団体に義捐金をお渡しすることを積極的に考えたいとのこと。それも含め、今後ノートプロジェクトの生徒たちと、どのようにノートの収益を活用するかを考えて行きます。また詳細を決定しましたら、この場などを通じてご報告したいと思います。