2009年12月2日水曜日

伝える力

先週のこの場で、家庭科3年生のプレゼンテーションについてお伝えしました。昨日はそのクラスを見せてもらい、生徒たちが自分たちで調べた内容について発表する姿を見学しました。

2グループの発表のみを見ることができたのですが、内容は家庭科らしく

「鍋奉行になろう! - 鍋料理のいろいろ」
「年齢による食事の変化について -さまざまな給食をめぐって」

鍋について調べたグループからは、様々な鍋の種類やレシピなどが紹介されました。また、給食について調べたグループは、幼稚園、中学校、病院など様々な年齢層を対象とした給食がどのように異なっているのかなどについて発表していました。





内容は非常に面白かったのですが、残念だと思った点もいくつか。

- 原稿を棒読みしている (客席とのアイコンタクトがない)
- 時間配分が事前にきちんと練習できていない




クラスの担当の先生も私も、その場で生徒たちに話したのですが、これから進学したり・社会に出たりしたときに、自分の考え・提案を他の人に話して伝えることが多くなります。せっかく良い考えや提案を持っていても、それを話す力・伝える力が身についていないと全く取り上げられないことも起こりえます。

プレゼンテーションを行うときには

* まずは観客が聞きたい、と思えるような話し方をする (観客の立場に立ってみたときに、自分の話し方は魅力があるかを再度考えてみる)
* ひたすら練習!(話すことを全て暗記する必要はありませんが、ある程度は頭に入っており、原稿を棒読みしないでも良い状態にしておく&時間配分がきちんと行えているか、何度でも練習する)

このことを念頭において、彼女たちの良いアイデアや考えをより魅力的に伝えられるように練習を重ねてほしいなと感じています。

ちなみに、彼女たちは3学期には

「高木学園女子高等学校を卒業して20年間の自分の物語」

をプレゼンテーションするという課題が与えられています。物語の内容も大変気になるところですが、その課題をきっかけに、伝える力を少しずつ身につけて欲しいです。