「この課題は、どうやって取り組んだの?
この内容で、本当に世の中のお客様にお金を払っていただいて買っていただけると思う?
この企画書からは、みんなが本気で取り組んだという"気"を、私は全く感じません。」
昨日、私は生徒たちに向かってこう伝えました。今年、企業と商品開発に取り組ませていただいる、その開発プロジェクトの生徒たちに対しての言葉です。
7月末までの締め切りで、生徒たちには「製品アイデアを具体的に企画書に落とし込む」という宿題が出ていました。提出されたその課題を見て、すぐに感じました。
このような企画書では、世の中の人の心を感動させる商品は、生まれない。
生徒たちが真剣に取り組んだという痕跡が全く見られない。
生徒たちから話を聞いてみて、私の勘は当たっていたことがすぐに分かりました。
「みんな、休み中で集まれないから、携帯で連絡しあって、多数決しました・・・。」
「私たちがいいって思ったから、こういう案にしました。」
・・・
予想していた通りです。
いろいろ思うことがあり、物事に取り組む姿勢について、生徒たちに伝えました。
何かに取り組むと決めたからには、「本気で」「ど・真剣に」(尊敬する、稲盛和夫さんの言葉です)に取り組む、そしてできる限り最高のものを結果として残す
このような姿勢を、高校生のうちから徹底してもらいたいと強く思っています。再提出の締め切りは明日にしています。一体明日、どのような形で提出されるでしょう・・・・。