学校も先週1週間は閉校期間とさせていただいていましたが、今日からまたクラブ活動などが再開しています。(合宿のクラブもありますね。)
先日この場でもご紹介した、普通科1,2年生を対象とした「企業インターンシップ」。
夏休みの期間をかけて、生徒たちが2つの企業からいただいた課題に挑戦中なのですが、ピップ株式会社様の課題に取り組んでいる途中の生徒たちに
「最終提出する前の、17日に、私のところに一度持ってきて!まだもう少しこうしたほうが良いのでは、などのアドバイスをしたいと思います。」
と伝えていました。
ピップさんから出していただいた課題は
ピップさんから出していただいた課題は
"若い女性 / お母さん世代 が 困っていることを、どのように解決できるかを提案してください"
というものでした。お盆に入る前にピップさんの社員の方が下さったアドバイスをふまえて、どの程度修正できているかを確認したいと思っていました。
朝から待つこと数時間・・・ 少しずつ生徒たちがやって来ました。
生徒たちから説明された「課題シート」を見ていて、生徒たちの共通項が浮かび上がってきました。
- 自分だけでなく、多くの人が本当に困っていることなのかを(多くの人に聞いて回ったりして)「調査」する
- 実際にお店などに行ってみて、どんな人がどんな場で、そのためのグッズを購入しているか、どのような物が(いくらくらいの価格で)販売されているかを「足で稼いで確認する」
この2点が弱い生徒が多いということです。「ネットで調べて・・・」という生徒が多く、それはそれで欠かせないことではあるのですが、どのような問題であれ、解決するには
- 問題のある現場を見る
- できるだけ多くの人に話を聞く
という「足で稼ぐ」ことが欠かせないように思います。そこが弱い生徒が非常に多い。
何をする場合にも、自分でパッと動くことができてはじめて、皆さんは社会で「役に立つ女性」だと評価していただけるようになると思います。
完成させるまで、あと数日の余裕があると思いますので、ぜひ現場を見て、実感の伴うお悩みとその解決方法を提案して下さい。
そして!パっと見ただけで、その魅力が伝わるような「書き方」も工夫してほしいと思います。
これは
「どんな商品ですか?」
という欄に書かれていた、ある生徒たちのアイデア・・・。
「く、靴?」
と確認しましたが、実際よく聞いてみると、アイデアはかなり面白いのです。
ですが、この絵からは、その面白さや工夫して考えたことが何も伝わって来ません。
絵を一目見ただけで、釘づけになるような、そんな見せ方を考える良い訓練にもなると思いますので、ぜひ頑張ってください。
今みなさんが取り組んでいること(物の見方・考え方・表現の仕方)は、これから大人になったときに、どのような仕事をするのであってもきっと役に立つと思います。
さらにここからパワーアップすることを期待していますよ!