昨日の夜に速報をお伝えしましたが、昨日開催された「池坊 花の甲子園 関東地区大会」で本校華道部は、
第2位である「チームワーク賞」
をいただきました。(参加校はこの地区大会では13校でした。)
この花の甲子園は、華道部のメンバー3人が一つのグループとなって参加します。
当日は、こんな風に進みます。
1. スタート時に、チームにたくさんのお花が渡されます。(ただし、それぞれの学校は、1種類のみ、好きなお花を持ち込むことができます。)
2. そのお花を、45分間の制限時間の中で3つの花器にいけます。
3. その後、各チーム3分半の時間が与えられて、その時間の中で、お花についてプレゼンテーションします。
いけている間のチームワーク、完成したお花の美しさ、プレゼンテーション力などを総合的に審査し、審査員の方々(8名くらいの方)の点数、会場の投票などを合算して、優勝校以下、順位が決まります。そして、各地区大会の優勝校のみが、秋に京都で開催される「全国大会」に進み、そこで全国優勝校が1校、決まります。
昨年の秋に、本校華道部は初めてこの地区大会に参加しました。昨年は全てが初めての体験で、19校の参加校の中で、入賞さえも果たすことができませんでした。
そのときには当然、経験不足という面もあったのですが、それと同じくらい、私は「戦い方」を考え抜いていなかったと、悔しさと反省とでいっぱいでした。
でも、それで諦めたわけではありませんでした。昨年は「経験」も「戦略」も不足していた - それらを克服すれば、きっと全国を狙えるに違いない、そう思いました。
それから1年の間。
色々なことがありました。昨年の秋に思っていたほど、順調に準備は進みませんでした。生徒たちもきっと反省点も多くあると思います。ですが、とても頑張ったという点も多くありました。
本番が終わったとき、私は正直言って、結果が予想できませんでした。昨年よりも、良い経験ができたとは思っていましたが、「良かった面」も、「もっとここをこうすれば良くできていたであろう点」も明確に見えていたからです。
複雑な思いで結果発表を待ち、優勝校が発表された時には、
「そうか・・・」
という不思議な、納得した気持ちでした。
そして、私たちの学校名が次に読み上げられたとき、そのときもまた
「そうか・・・」
と、不思議とそれが当然の結果だったように感じたのです。
昨年から今年にかけて、生徒たちは、とても頑張りました。それは素晴らしいことです。ですが、同時に課題もまだまだ残っていました。
大会でのパフォーマンスも、昨年に比べればかなりレベルアップした、でも、そう簡単に地区大会を制覇はできない - そんなメッセージが、この結果に込められていたように思うのです。
私は昔から、よく自分に言い聞かせることがあります。
「できないと思うから、できない。
できると思えば、できる!」
今回の「花の甲子園」はまさにそれを感じる結果となりました。私はまだ(というより決して)諦めていません。京都への道のりはまだ遠いですが、必ず全国を舞台に、生徒たちが戦ってくれると信じています。