商業科2年マーケティングコースの生徒たちは、1学期から自分たちが学んでいる「高木学園女子高等学校マーケティングコース」のCM製作にとりかかっています。そしてその授業では、大手広告代理店の博報堂さんに大変お世話になっています。
生徒たちは1学期の末までで、CMのストーリーを考えて「絵コンテ」を描きました。
ですが、それだけですぐ撮影に入れるというわけではありません。
実際に撮影する前に、その「絵コンテ」をもとに「シューティングコンテ」(撮影する状況・場所・登場人物で全て写真を撮影し、セリフを吹き出しのようにして記入し、マンガのように誰が見てもパっと理解できるようにしたもの)を準備する必要があります。
「そこまでの段階に進んだら、一度また会社に見せに来てください」
と博報堂のクリエイティブディレクターさんに言っていただいていましたので・・・
昨日、生徒たちともども、また博報堂さんにお邪魔しました。
生徒たちのシューティングコンテを見てくださった、クリエイティブディレクターの高田さん。
「うーん。みんなの頑張ったあとはよくわかる。でもね、あれもこれも言おうと詰め込みすぎてないですか?」
そうなのです。
私も生徒たちのコンテを見て、
「これとこれをどうして同じ場面に登場させるの?」
「冒頭で言っていた話は、最後にどうなるの?それがあまり伝わらないのに、それ以外の内容が多すぎない?」
などといろいろ話をしていたのですが、それらのポイントをプロの方は一言目におっしゃいました。
そして、高田さんならではの名言が昨日もまた登場しました。
「いい、みんな、これから僕、良いこと言っちゃうよ。
コミュニケーションとは、情報を整理して、1つ1つの情報をシンプルにしっかり伝えること。
これがとにかく大事なんですよ。」
そして、高田さん自ら、生徒たちの考えたストーリーはそのままに、コンテの一部を描き直して見せてくださいました。
!
鮮やか!明快!分かりやすい!面白い!
感動しました。
ということで、マーケコースの皆さん、あの鮮やかなるコンテからよく学んで、さらに改善を続けてください。(完成したCMは、秋の学校説明会などでもご披露いたします。)