今日は情報科2年生の授業に、本校と連携している女子美術大学の羽太教授が来てくださいました。
これから2年生は「アートアニメーション」を作成していくとのこと。アートアニメーションとは、粘土やフェルトなどで人形などをつくり、それをもとに細かく写真を撮影して、アニメーション(動画)を創る芸術のことだそうです。
2年生は今日の講座の冒頭、まずはどのようなキャラクターでアニメーションを創るか、考えました。
たまたまそばの席にすわっていた生徒の作品。
上手です!!!
そして、こういう平面上のキャラクターを、これから粘土で12個、パターンを創っていくとのこと。
それを円状のボードの上にのせ、回すと、あたかもキャラクターが生きているように見えます。
(いくつもの例を、実際にビデオで見せていただきました。)
こちらはアヒルが水面から少しずつ顔を出していく様子が12段階に分かれて表現されています。
こちらは植物の例。
この例のようなものを回転させると、大きなメリハリのある動きができあがります。
その後、女子美術大学の学生さんが4年生の卒業制作でつくられたという作品を2本、見せていただきました。
お話の可愛さもさることながら、粘土やフェルトで登場するキャラクターの表情まで細かく作りこんであって、もう素晴らしい!の一言。
(今日の授業で見せていただいた作品がyoutubeにアップされていたので、興味のある方はぜひご覧ください。ちなみにこの作品、少しずつフェルト人形やネコなどの写真を撮って、それを編集&音楽もつけて、このような作品になっているそうです。一人ですべて、創られたそうです!!!)
見終わった後は、生徒たちが(誰に言われたわけでもないのに、あまりの素晴らしさに)拍手をしていました。
実際、これらの作品は海外でのコンテストなどに入賞する事例も多いそうで、まさに素晴らしい芸術というのは国境を越えて評価されると感じました。とりわけ日本人は細かいところまでこだわった芸術作品を創ることは非常に得意な人が多いと思いますし、情報科の皆さんの絵やデザイン能力を考えても、見ている人が感動するような作品が生まれてくるのではないかと期待しています!