あとわずかで2014年が終わろうとしています。この1年はこれまで以上にあっという間に過ぎてしまったように感じています。
本学園では2014年を「進化」の1年として、これまでに進めてきた学校の教育内容についての内容をより一層進化させることを目標としました。
各学科の教育内容などについては、時代のニーズを把握しながら「高木学園らしさ」とバランスさせること、またクラブ活動などでもこれまで以上に生徒たちが活躍できるような場をつくり結果を残すことを目指してきました。
そんな目標を持った2014年を振り返ってみます。
普通科では社会に出たときに必要とされるコミュニケーション力を(国語や英語など"語学"の授業でとりわけ)鍛えられるようにし、自発的に参加する形式の英語授業や新聞を活用した要約・スピーチなどにも取り組んできました。
商業科では、今年の2年生が初めて「会計コース」「マーケティングコース」に分かれて、専門的な勉強に取り組みました。会計コースでは簿記検定をクリアする生徒も多く、マーケティングコースでは通販大手のフェリシモさんとのふせん開発の機会も頂きました。
情報科では、情報デザインの授業などを進化させ、生徒たちはアニメーション作品の製作などにも積極的に取り組んだり、また3年生は慶應義塾大学の先生方に「問題解決の思考法」を教えていただいたりしました。
家庭科では、ファッション・フードそれぞれのコースで即・社会で役に立つ(それぞれの)企画力・製作力を磨きました。その力を学園祭などで多くの皆様にご覧頂きました。
クラブ活動等では、ライフル射撃部が念願の5度目の全国大会(団体・個人)優勝を果たしました。また、ハンドボール部やソフトテニス部なども健闘しました。
茶道部・華道部なども学校外のお茶会・花の甲子園などに参加しましたし、JRC部、家庭科同好会の生徒たちは12月25日まで自らが製作したHappy Toys Projectのぬいぐるみをみなとみらい・クイーンズスクエアさんに展示させていただきました。
昨年から有志の生徒が参加しているミュージカルについては、今年は秋の新横浜パフォーマンス(@日産スタジアム)という大きなイベントで披露させていただくことができました。
学科を問わない商品開発ではチェリオコーポレーションさんとジュースを開発させて頂く機会もありました。
そして、年後半からは、とてもワクワクする図書館作りもスタートしています。
様々な活動を「進化」させるために努力してきた1年だったと思いますが、まだそれらの取り組みには工夫や分かりやすさが必要なのではないかと感じている1年でもありました。反省すべき点もあり、今年の反省点をふまえて、2015年はさらに質の高い教育を創ることを目指していきたいと思います。
本年も本当に多くの皆様にお世話になりました。皆様のお力添えなくしては本校の教育は成り立たないと日々感じています。心からお礼を申し上げます。来年以降も引き続きご指導・ご支援をお願いできれば幸いです。
2014(平成26)年12月31日
学校法人 高木学園
理事長 高木 暁子