2012年3月9日金曜日

あれから1年 (since 3.11. 2011)

暦の上ではあと2日で、昨年3月11日の東日本大震災から1年を迎えます。実際には昨年の3月のちょうどこの金曜日の午後に地震が起こりました。(その日の本校の状況はこのような感じでした。→こちら

想像もしなかったような規模の地震・津波で多くの方の貴い命が一瞬にして奪われてしまいました。そしてその後の原発の影響も甚大かつ深刻で、1年を経た今もたくさんの方が日々の生活に大変な困難を強いられています。

本学園でもJRC部を中心に物資(携帯ラジオ)の送付、募金活動、福島産野菜・果物の販売(学園祭にて)、福島県立双葉高等学校への売上金全額寄付などを行い、ノートプロジェクトを中心としてノートの現物寄贈、販売収益の寄付(こちらはこれから実施します)などの活動を行ってきました。

私たちの活動は本当に微力ですし、あれから1年を経ても、復興へはまだまだ多くの課題が残されています。






原発の問題もあり、日本の電力エネルギー需給はひっ迫しています。そのような中、4月1日から電気料金の引き上げが行われる旨が、学園にも通知されています。

学園全体で一層の節電努力を継続しなければならないと強く感じています。









そして何より、これからの日本の復興を支えられるリーダーシップのある・行動力のある若い世代を育てていくことが学校には何より求められているようにも感じています。

あれから1年のこのタイミングに、改めてみなさん一人ひとりが何をすべきかを考えて欲しいと思います。そして考えるだけでなく、ぜひ行動にうつしたい。(本学園の2012年の目標は「行動」に移すことです。年頭のあいさつでもそのことをお伝えしました。)

時間が経つと、悲惨なあの日の記憶が少しずつ薄れていきます。しかし、なかなか復興が進まない今こそ、改めて私たちが行動し続けることが大切だと思います。具体的に「このようなことに取り組むべきだと思う」というアイデアがある人は、ぜひ提案してどうしたらそれが実現できるかを考えて欲しいと思います。学校として取り組むことのできることは積極的に行動につなげていきたいと考えています。そのことが、本学園の創立理念でもある「社会である信頼され、役に立つ女性」に近づくということなのだと思います。




東日本大震災でお亡くなりになった方のご冥福を、心からお祈り致します。