昨日速報としてお伝えしましたが、本校2年生の宮田さんが、空手の韓国大会(英語表記で大会名は"The 16th Shinkyokushin Asian Karate Championship"というそうです)で優勝という結果を残すことができました。
今日は、彼女から直接話を聞くことができました。彼女から伝わってきたのは「自分からやりたいと思った情熱が彼女をつき動かしている」こと、そして「ご家族や指導してくれている先生に対する感謝・恩返しの気持ちが彼女の原動力になっている」ということです。
彼女の話してくれたことを、ご紹介します。
* きっかけ
「小学校5年生の時に、クラスの友達が空手を習っていたのを見て、自分もやってみたいとスタートしました。
でも、中学3年間はソフトテニス部でテニスに明け暮れる毎日だったので、空手はお休みしていたんです。
高校に受かってから少し時間があったので、再開してみようと思って再び道場に通い始めました。
高校1年の春ころに県大会の決勝で負けたことがあり、その時の悔しさから本気で強くなりたいと思うようになりました。」
* 普段の練習、 大会への参加
「普段は月曜日・水曜日以外は毎日練習しています。そして、土日を利用して色々な場所(北は北海道から南は福岡、さらには今回の韓国まで)での大会に参加しています。だいたい、月に1回くらいは試合に出ています。大会には必ず祖母がついてきてくれます。家族に本当に感謝しています。」
* 海外での活躍
「1年前くらいに、同世代の選手が世界の大会で活躍しているという姿を見て、とても羨ましいと思いました。自分も世界の舞台で活躍したい、そう思って海外の試合にも挑戦したいと思いました。
今回の韓国大会では、親身になって教えてくれている先生や、日本人として勝ちたいという思いなどを込めて本当に一生懸命戦いました。今回の大会には20か国の選手が参加したそうです。日本や韓国の選手だけでなくハンガリーやカザフスタン、スリランカなど本当に多くの国の選手が挑戦しました。」
* 強くなること
「私は、自分がやりたいと思って空手を続けています。自分からやりたいと思っていることだから、強くなれると思っています。その私のやりたいことを応援してくれる家族や、とても熱心に指導してくれる先生のために、勝ちたいという思いもより強くなってきています。」
「空手の試合に出ると、ケガすることも珍しくはなく、今も手にアザがあるんですよ。(といって手を見せてくれました。)でも、やはり私は空手が好きで、もっと強くなりたい、もっと世界で活躍したいと思っています。応援してくれる周りの人のためにも、頑張りたいと思っているんです。」
感動しました。宮田さんは高校生で既に
「何の分野で世界に挑むか」
を見つけて、実際に行動にうつしています。ぜひ今後もその道をきわめて力を伸ばして行って欲しいと感じています!