商業科2年マーケティングコースの生徒たちは、今年あるメーカーさんと共同でスイーツ開発に取り組んでいます。(2学期以降に詳しい内容はお知らせしたいと思っています。)
今月末までに商品に貼るラベルなどのデザインイメージを固める必要があり、そのためにはコンセプトや名前などをしっかり固める必要があり・・・ということで、今日は夏休み中ではありますが、生徒たちに集まってもらいました。
「みなさんに、一学期の最後に、コンセプトなどを考えてもらったし、企画意図も書いてもらいました。
ですが、正直言って、とがっていない。
他の商品と何が違うのか、この商品を食べたときに、何が嬉しいのか、どんな気持ちになるのか、伝わってきません。」
と、はっきり言わせてもらいました。
あえて厳しいことを言うのも、メーカーさんが試作してくださっているスイーツがとても良い出来で、それを生かすも殺すも、コンセプト(その商品の特徴を表す説明)、ネーミング(名前)次第だという段階にまで到達しているからです。
今、生徒たちが考えているコンセプトでは、その商品の素晴らしさが伝わりきらない。それはあまりに勿体ないことだと思うのです。
・・・ということで、今日はみっちり
「その商品は、他の(同じような)商品と、何が違うのか」
「その商品を食べたときに、どんな気持ちになるか」
を再度考えてもらいました。
生徒たちに「(世の中にすでに存在している同じような商品と)何が違うの?」と聞くと
「新しい」
「今までになかった」
というのです。ですが、それでは説得力がない。具体的にどんなポイントが新しくて今までに存在しなかったのか、伝わらないのです。
高校生にそれを指摘するのはキビシイかもしれませんが、その厳しさをも経験してはじめて「社会に挑戦している」と言えると思います。
「うーん、何だろう・・・」と悩んだり、「え、もうそれで(お客様に)分かるよ」と半分諦めている生徒にもまだまだ頑張ってもらわねばなりません。
生徒たちの意見をできるだけ尊重しつつ、お客様の心にぐさっと刺さるコンセプト&ネーミング、創って行きます!
この商品は秋に発売になる予定ですので、どうぞお楽しみに!(とにかく美味しいんです。ご期待ください。)