9月16日の本日は、学校法人 高木学園の創立記念日です。本日で本学園は106年を迎えました。私の曾祖母が何の後ろ盾も無い中で、学校を創立してから、106年。
これまで学校を継続することができたのも、歴代の卒業生・在校生・PTAの方々・教職員の皆さん・地域の方々・その他日頃からお世話になっている行政・教育関係・企業の方々など、多くの皆様のお力によるものだと思っております。心よりお礼を申し上げます。
数日前に、マーケティング分野の神様とも言われて、多くの功績をのこされているフィリップコトラー博士の『My Life Wih Marketing マーケティングと共に フィリップ・コトラー自伝』(フィリップコトラー著、日本経済新聞社刊、2014)を読みました。
コトラー教授は、学校や美術館、教会、ガールズスカウト、ボーイスカウト、医療団体、社会福祉団体などの非営利組織についてもマーケティングの考え方(その関係者がどのようなことを求めているか、社会はどのようなことを求めているかをしっかりと理解して、運営の内容に反映させていくこと)を取り入れることの大切さを1970年ころから研究され、数々の論文や著書を出版されています。
単に商品やサービスを売るためだけにマーケティングがあるのではなく、社会のさまざまな問題に対応していく上で、マーケティング的な考え方が不可欠であることを、今から40年も前から提案されているという点で、改めてコトラー博士を尊敬しました。(実は私は大学院時代、一度だけコトラー博士の講義を受けるという光栄にあずかったことがありました。その後、教育の仕事に携わるようになって、博士の偉大さを再認識しています。)
高木学園の教育も、常に時代の動き、社会で必要とされる力を敏感に認識しながら、それに合致するものに変化をさせ続けていきたいと考えています。