昨日は、私たち教職員が「アクティブラーニング」についての研修会に参加しました。
「アクティブラーニング」って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
数年前より日本の教育についての見直しが行われ、「高大接続」「入試改革」など、教育をとりまく制度が大きく変わっていく方向が打ちだされました。その中で、学校での学びかたも
先生の講義を聞く → ノートをとる というだけのスタイルではなく
生徒が講義を聞く + 何かの活動(読む、議論する、書くなど)を行う ~ その中で考えを深める というように、より積極的に授業に参加して学ぶというスタイル
に転換していきましょう、という指針が文部科学省から出されています。
そのような授業のスタイルは「アクティブラーニング」と呼ばれています。本校の教員も既に外部の研修でアクティブラーニングについて学んでいましたが、今回は全員が本校での研修会に参加してより理解を深めることにしました。
本校では既に、英語の授業などでプレゼンテーションやグループでのリサーチプロジェクト、英語の歌の披露などを非常に多く取り入れて、アクティブな学びができる授業構成になっています。
また、他の科目でもグループ学習やプレゼンテーション、ディスカッションなどは積極的に取り入れていますし、商業科マーケティングコースの授業などはほぼ全て「アクティブラーニング」型授業といえると思います。
授業ではありませんが、企業との共同商品開発なども究極のアクティブラーニングの形をとっていると思います。
それらをより進化させ、すべての教科で取り入れていくことが大切だと考えています。
なぜこのような学びのスタイルを、国が国家レベルで推進しているかというと
これからの時代には知識を持っているだけでは対応できない。大切なことは、知識をいかに"活用"できるかである。
という考えが根底にあるからなのです。その考えに基づいて、論理的な思考力や課題解決力をどのような科目でも身に付けるように教育してほしい、と文科省の指針が出ています。
本校は社会で活躍できる女性を育てるための学校ですので、これからの社会で通用する力を、どの教科・学科でも育てることはとても大切だと考えています。
私たち教職員も常に時代の・社会のニーズを認識して、教育の内容を日々改善していきます。全ての科目でより生徒たちが積極的に関わり・参加して、創造的に考え・課題が解決できるような力を養えるように、授業を進化させていきたいと思います。