9月に創立100周年を迎える今年、学校ではさまざまなお祝いの企画を準備しています。
そんな中、現在私は
「100周年記念誌」の刊行
のお手伝いをしています。これまで担当してくださっている先生方と打合せをしてみると、実に面白い様々なことが分かってくるのです。
高木学園の創立者・高木君先生(私の曾祖母にあたるのですが)は、100年以上も前に、福沢諭吉先生の講演会を聞いて
「これからは女性も学問を身につけて、世の中に役に立つ女性になる必要がある」
と思い立ち、学校をスタートさせました。
こののち
- 創立者が、毎日の「出席簿」のようなものを生徒さんに渡して、そこに細かくアドバイスなどを記していた様子
- 第二次世界大戦の時期(「学校が学校であり得なかった時期」)に、当時の生徒さんがさまざまな場所で学徒動員として社会を支えていた様子
など、これまでには分かっていなかった「1世紀」の間に、学校および学校を取り巻く社会にどのようなことが起こっていたかということが分かってくるのです。
そんな時代をくぐりぬけて、今もなおその創立者の想いが教育の場として生き続けている・・・その歴史の重さに、驚きと感動を感じます。
この100年から、さらに次の100年がどう発展していくのか、大変楽しみな時点にいま、学校と私は直面しています。