先日、私は、ある方からメールをいただきました。この方は、私のイギリスの大学院の後輩です。直接お会いしたことがなかったのですが、共通の知り合いがいて何度かメールでやり取りをしたことのある方でした。そこにはこんなことが書かれていました。
高木学園で学んでいたころ、この美容師さんはクラスであまり目立つ存在ではなかったそうです。ですが、表参道のその美容室で髪を切ってもらって、自分に自信が持てるようになり、クラスの中でも積極的に友達と関わることができるようになったそうです。そして、「自分をそこまで変えるきっかけをくれたその美容室で、美容師になりたい!」と強く決意され、それが彼女の夢になったそうです。
その夢を実現させるため、自分で道を切り拓いて学校に通い、見事今年度その美容室への就職を勝ち取って、夢を叶えられたそうです。しかも、彼女は今、高校時代に最初に髪を切ってくれた、その美容師さんのアシスタントとして仕事をされているそうです。強い情熱と目標を持って自分の未来を切り開く力のある素晴らしい方だなと感銘を受け、勝手ながらご報告させて頂きたく、メールいたしました。」
卒業生のいきざま、そして活躍を、このような形で全く思いがけないところから知ることができたことは、大変嬉しく、感動しました。
どのような分野で生きていくとしても、ぜひ自分が「これは成し遂げたい!」という目標を持って、それに向かって悔いなくつき進んでいただきたいと思います。
卒業生の皆さんには式の中でもお伝えしましたが、皆さん一人ひとりの「(本校卒業後の)ストーリー」を楽しみにしています。