今日は金曜日。華道部が放課後に活動しているところを通りがかりました。
聞くと、今日からはじめて「生花(しょうか)」という池坊の花の型に挑戦するとのことで、生徒たちも気合いが入っていました。
「生花かぁー。難しいよー。」
と、思わず言ってしまいましたが、それというのも、私自身がきまりにしっかり則っていけることがあまり得意でないからです。(このあたりは本当に人それぞれの性格が出ます。)
生徒たちがこれまで練習してきた「自由花」は、お花を自分の好きなようなスタイルでいけるというものですが、「生花」は全て使用する花・枝(葉)の本数、角度、向きなどが決まっていて、それに忠実にいけていきます。私などはこの性格が災いして、なかなか生花の技能が上達しないのです。
(ちなみに、これは私がいけた「自由花」です。テーマは"秋風に吹かれる")
はじめての「生花」のお稽古では、まずはどの葉を、どの場所に使うか、じっくり葉と向き合います。
そして、初めての挑戦に生徒たちはかなり時間をかけて取り組んだようです。
そして、先生に色々直していただき、ようやく完成です。
日本の古くから続く美しさが、やはり感じられますね。
この華道部の2年の生徒たちは、この週末11日・12日に東京池坊会館で開催される森先生の花展に参加させていただくことになっています。御茶ノ水のお近くまでお出かけになることがある方は、ぜひご覧になってみてください。