2014年1月16日木曜日

舞台技術とコンピューター - 昭和音楽大学西海先生のお話

今日は商業科、情報科の2年生を対象に、昭和音楽大学音楽学部音楽芸術運営学科の西海先生にご講演いただきました。

音楽大学というと、私などの古い感覚では

 - 楽器を演奏する
 - 作曲する、指揮する
 - 声楽

を勉強する場所、というイメージでいたのですが、いまや音楽大学で学べることは実に多い!実際に昭和音楽大学さんでも上記のような内容だけでなく

- アートマネジメント (音楽会、オペラ、バレエ、ミュージカル、舞台などを企画して運営すること)
- 舞台スタッフ (舞台監督、照明、音響などでパフォーマンスを創りあげること)
- 音楽療法 (音楽を通じて体に良い影響を与えられるような方法・技能などを学ぶこと)
- ミュージカル
- バレエ
- ジャズ&ポピュラー音楽

などを学ぶことができるそうです。





今日はそのような多彩な学校の中で、舞台音響・照明などをメインに教えていらっしゃる"舞台スタッフコース"の西海先生のお話をうかがいました。








これまでは、舞台の照明などを考える際にアナログで作業していたそうですが・・・


例えばこんな定規のようなものを使って、舞台の照明の図面のようなものを描いたりしたそうです。

ですが、最近ではこのようなものはパソコンのソフトを使って行うようになり、舞台を創る際にもパソコンの知識などがより求められる時代だそうです。




実際に
ステージのサイズなどをパソコン上で縮尺して、そこに照明を使う場合のシミュレーションなども画面上で行うことができるようになったとのこと。

以前と比べると楽になった面もあるそうですが、逆に細かく事前準備できるようになりすぎて24時間(会場の制約などなしに)準備し続けてしまうなどということもあるそうです。

先生曰く「舞台スタッフというのは、ある種芸術家ですからね、妥協できないところがあります。」



実際にこの講座を受講していた商業科の生徒も、"アートマネジメントコース"に興味を持ったと言っていました。

皆さんも興味を持ったら、ぜひ大学を実際に見学してみたり、大学生の公演などを見に行ってみたり・・・と次へのアクションにつなげて下さいね!

西海先生、お忙しい中ご来校くださいまして、ありがとうございました。