ここ数日、必ずランチスペースの同じ場所で勉強している1年生に会います。(昨日は私が急いで歩いているところを、"先生~~~!!!"と声をかけてくれました。)
明日まで試験が続いているので、今日もまた同じ場所で勉強しているかなぁ?と思い、ランチスペースを見てみると、あら、やっぱり!
「うーん、あと1日かぁ・・・」
彼女たちの近くにおいてあった理科のプリントを見せてもらっていると
「先生、大人になったらこんなの知っていなくても大丈夫でしょ?」
との質問。
「えー?知っておいたほうがいいと思うな~。たとえばこの電気回路。なんか新しい家電製品を買ったりして、自分でセットしたりするとき、電気回路とかが理解できてたらラクラクできちゃう!」
と答えると
「ふーん、そうなんだ・・・」
とのことでしたが、さらなる質問が。
「でも先生、それじゃ、数学の証明は将来しないでしょ?」
「数学の証明そのものはしないかもしれないけれど、こうだから→こういう結論になる、という論理的な考え方は、大人になってもいつも必要よ。」
と私が答えると
「え~~~(ちょっと不満そう)。」
いやいや、皆さんと同じくらいの年の頃、私も同じことを思っていたのです。しかし、いざ大人になって社会に出て仕事をしたりすると、
「高校のとき、もっとxx(教科)を勉強しておけばよかった!」
と後悔することが非常に多いのです。どの科目も、絶対にきちんと学んでおいて将来役に立たないことはありません。(後悔している私が保証します!)
でも、実際に彼女たちのような疑問を持つことももっともだと思います。同じ思いを持っていた大人として"これを勉強するとどう役に立つか"ということも、彼女たちに分かりやすく説明していきたいなと思います。
さあ、明日の試験のための準備も頑張ってくださいね。