今朝、不思議な夢で目が覚めました・・・学校で誰か生徒と話しているのです。その夢の中で、生徒がこんなことを言っている夢でした。
「先生、私、今日は学校には行けません。だって夏休みの宿題やらなくちゃいけないから・・・。」
「エー!大丈夫?!あと2日しかないでしょー、間に合う???」
と私が猛烈に心配しているところで、パッと目が覚めました・・・なんというリアルすぎる夢でしょう・・・。在校生の皆さん、8月30日になってしまいました。宿題は終わりましたか???
さて、そんな皆さんの読書感想文には少し遅すぎるかもしれませんが、今日はまた新たにご紹介したい本があります。(私はこの夏、かなりのペースで本を読んでいて、先日の『現代語訳 学問のすすめ』を読破したあと、この週末から読みはじめました。)
スタンフォード大学で起業家論(Entrepreneurship)を教えているDr. Tina Seelingという先生の本なのですが、人生で起こる出来事にどのような心がまえで向い合うと充実した人生を送れるか、ということについて論じています。
今のところ2/3くらい読みましたが、確かに「20歳になるころまでに、こういうことを誰かが言ってくれていればよかったなぁ」と心から思いました。私の場合は、それより10数年以上生きて、数々の(時には苦いor辛い)経験を通じてようやくここに書かれているようなことを理解するようになったと思います。でも、皆さんには10代の今のうちに、ぜひこんな考え方に接していてほしい、とおススメします!
たとえば、"成功する人とはどのような人なのか"について述べている箇所に、こんなことが書かれています。
「自分の持つスキルの幅を積極的に広げ、リスクを取って新しいことに挑戦する人の方が、自分のスキルや潜在能力はこれだと決めつけ、決まった役割に徹する人たちにくらべて成功する可能性がはるかに高いことは、数多くの調査で示されています。」(79ページより引用)
また、リーダーとなるためにはどうしたらよいか、という点については
「リーダーになろうと思ったら、リーダーとしての役割を引き受けることです。誰かに声をかけられるのを待ちながら、慎重に様子を見るのではなく、チャンスはつかみに行くものです。がむしゃらに働かなければならないし、エネルギーも使います。意欲も必要です。でも、これこそがリーダーをリーダーたらしめている資質です。」(85ページより引用)
この本で著者が語っているのは、「お金もちになるという意味での成功」ということではないと思います。「人生を限りなくexcitingに生きて、自分の持っている可能性を最大限に活かすことができるという意味での成功」をおさめるためのヒントがいっぱい詰まっています。
在校生の皆さんは、まだ10代後半。これから輝かしい未来が待っています。これから充実した人生を駆け抜けるために、ぜひ一度手にとって読んでみてください。