(ここ数日は外出続きで、すっかりこちらの更新が間に合っていませんでした。)
センター試験はつい先週末に行われたばかりですが、今日は校内で生徒たちがセンター試験の模擬試験に挑戦しています。
私は学校で仕事をしていますので、当然のことながら"どのようにしたら在校生の皆さんに学力が身につくだろう"といつも考えています。(それも、テストで点数を取れるということにとどまらず、本物の学力=生きいて行くうえ/あらゆる場面で、自ら解決策を考えて行動してゆける力のようなもの、を身につけられるのはどのような方法なのか、ということを日々考えています。)
さて、そんな折、日ごろ何かとお世話になり・仲良くして頂いている作家の鬼塚忠さん(『カルテット』や『Little DJ』『花いくさ』などの著者の方です。これらの作品の多くが映画化されているので知っている皆さんも多いかもしれません)とお話していたときに
「高木さん、実は僕の作品がいくつもの学校の入試問題になっているんですよ。でも、作者の僕にでさえわからない問題がいくつもあった。ぜひ高木さんも解いてみて下さい。」
と言われました。その瞬間
「えー、鬼塚さん、私、受験生でなくなって何十年ですよー。そんな・・・無理です!」
とお伝えしたのですが、ある日郵便物の中に鬼塚さんからの封筒が入っているのを発見。もうそうなったらチャレンジするしかありません。
ですが、小心者の私は、誰か仲間を作ろうと、本校の国語の先生にも解いてみてもらいました。
"うーん、国語の問題解くのっていつぶりだろう・・・。しかも、筆者の鬼塚さんに提出するんだから、猛烈に緊張するな・・・。"
と心の中でさまざまにつぶやきながら、なんとか完成。
そして、国語の先生の回答用紙も一緒にご本人に返送させていただきました。
少しして・・・
「解答していただきありがとうございました。
おふたりとも教育者だけあって、やはりかなり優秀な解答を作成されました。」
というお手紙を頂きました。
ほ、ホント???と半分信じられないような気持ちでいたのですが、解答用紙と模範解答を見てみると、確かに結構良い結果。(さらに、国語科のD先生はほぼパーフェクトに近い!さすがです)
これが数学のテストだったら壊滅的な結果であったことでしょうが・・・(汗)、国語だったので思い当たる節があります。
とにかく、私は本を読む
そうなのです、一ヶ月に10冊はおそらく読んでいるのではないかと思います。それも義務感で読んでいるのではなく、本が大好きなのです。本を読むことで、さまざまな人の生きざまにふれたり、普段体験できないようなことを疑似体験したり、未知の世界について知ることもできます。
そのような読書量の蓄積があるから、国語の入試問題でも比較的良い得点を取ることができたのではないかと思いました。国語の得点力を伸ばしたいと思って本を読んでいるのではありませんが、結果的に読書をすることで読解力が養われ、得点力もついているのかな、と思います。
もし国語に対して少し苦手意識を持っている人がいたら、ぜひ「本を読む」ことから始めてみてはどうでしょうか?(そして本を読むことは、国語の力がつくだけでなく、(読む本のジャンルによって)他の教科にも応用できると思いますよ!)